設備設計事務所のありかた

想いを届ける会社でありたい

これまでの設備設計は、完成した意匠図面に設備機器を記載していくという設計手法が多かったのですが、この手法ではより快適な室内空間を構築するために、設備設計として提案すべき内容を反映することが難しい一面があります。
例えば、コンセントの配置ひとつでも、お客様の「生活のイメージ」を汲み取らなければ、結果的に生活しづらい室内空間になってしまいます。
間取りや動線、意匠デザインなど考え抜かれたプランによって、お客様の満足が得られたとしても、コンセントやエアコンの配置ひとつによって、それらが台無しになってしまうのです。
設備設計は記号を図面に配置しただけのように見えても、その配置はお客様の生活空間を想定し、使い勝手を考え抜いております。そのため、設備サイドからの視点・考えもお客様へ届けられる、そのような「設備設計事務所」でありたいと思っております。

意匠設計者と構造設計者とのつながり

設備設計図を基に施工図を作成した際、「天井内に機器やダクトが納まらない」「PS内にて工事作業範囲が考慮されていない」など、施工の段階で再検討をすることが多くみられます。
このような事が起こってしまうと、これまでにお客様や意匠設計者・構造設計者と積み上げてきたものが無意味になってしまうことになります。
図面に表すと、配管・ダクトなどは線になってしまいますが、実際にはその線には幅や厚みがあることを忘れてはなりません。
そのため、設計段階からBIM(Building Information Modeling)に代表される、3DCADを用いた立体的な視点による検討も必要だと考えます。
設備設計の知識・技量の向上はもちろんのこと、意匠設計者及び構造設計者と設備設計における考えのすり合わせを綿密に行うことにより、お客様や施工業者へ設計主旨を明確に伝えられると考えております。

設備設計事務所としての課題

地球温暖化対策の必要性、そして恒常的なエネルギー不足に直面する中で、近年の設備設計における課題は「省エネルギー」と考えます。
「省エネルギー」といっても、単にエネルギー効率が良い機器を取付ければ良いというわけではありません。
多様化した設備システムの中から、建物構造・計画地域及び、経済性などを基に計画建物に適したものを選定すると共に、お客様の想いに沿ったものを選択する必要があると考えます。
そのためには、常に最新技術の情報を入手し、意匠設計者と共にお客様と向き合うことが、これからの設備設計には必要だと考えております。